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【トカラの法則とは?】トカラ列島地震は南海トラフの前兆?過去の事例を検証した

2021年4月に入ってから、鹿児島県の南に位置するトカラ列島付近で地震が相次いでいる事をうけ、SNS上では、

「大きな地震がくるのでは?」

「南海トラフの前兆では?」

「トカラの法則発動か?」

などと、巨大地震を心配する声が高まっています。

 

なのでこの記事では、

・トカラの法則とは何か?
・過去のトカラ列島群発地震と大地震
・トカラ列島の地震は現在どのような状況なのか?
・南海トラフ地震との関連性

などをまとめてみました。





トカラ列島とトカラの法則

 

吐噶喇列島(とかられっとうは、鹿児島県南部にある島々(中之島、諏訪之瀬島、口之島、平島、宝島、小宝島、悪石島など)で連なる場所のことです。

 

そして、このトカラ列島近海で群発地震が発生すると、数日以内に大地震が起こる可能性があると言われているのが、「トカラの法則」です。

 

過去にあった大地震の前には、トカラ付近で群発地震が発生していました。

 

過去にあったトカラの法則に当てはまった大地震

 

日 付 トカラ群発地震回数
(最大マグニチュード)
その後の大地震
2000年10月 46回(最大5.9M) 鳥取西部地震(10月6日)
マグニチュード7.3
最大震度6強
2011年2月 20回(最大3.7M) 東日本大震災(3月11日)
マグニチュード9
最大震度7
2016年2月
2016年4月
23回(最大3.1M)
22回(最大4.2M)
熊本地震(4月14日・16日)
マグニチュード7.3
最大震度7
2016年7月
2016年12月
22回(最大3.9M)
55回(最大3.9M)
茨城県北部地震(12月28日)
マグニチュード6.3
最大震度6弱

 

・鳥取西部地震(2000年)
・東日本大震災(2011年)
・熊本地震(2016年)
・茨城県北部地震(2016年)

 

今回の例は、トカラ群発地震回数が20回を越えるものを厳選しました。

 

統計を見てみると、確かにトカラ列島の群発地震が発生すると、その後大きな地震が起きていることがわかります。

 

トカラの法則の定義は、

  • トカラ列島近海で10回以上の群発地震があった時は、その後日本でM6クラス以上の地震が起きることが多い。
  • 国内で揺れなくても、海外でM7クラス以上の地震が起きることがある

というもののようです。

 

ただ「トカラの法則」は、いつ誰が言い出したのかは不明で、熊本地震が起きた2016年前後からネット上で広まったようです。

 

なので、この法則はあくまでもネット上で過去の統計を元に拡散された法則であり、専門家によるものではないようです。

 

信憑性については何とも言えない部分がありますが、ただ地震だけではなく諏訪之瀬島で噴火(2000年12月~2002年12月)などもあり、トカラ列島近海の群発地震の後には、大地震や火山噴火が続くことが多いのも事実です。

 

またこれは余談になりますが、「トカラの法則」と同じように関係あるのではないかと言われているのが「バヌアツの法則」です。

 

 

バヌアツは、南太平洋に位置し、83の島からなる島国で、バヌアツやその周辺(ニュージーランドやオーストラリア)で大きな地震が観測されると、その後に高確率で日本でも地震が起こるというものです。

 

バヌアツ周辺の地震後、1年以内に起きた日本の地震はここ10年で10件ほどあります。

 

2011年3月に発生した東日本大震災もその1つで、ニュージーランドのクライストチャーチでM6.3の地震が観測された17日後に起こりました。

 

その時話題になったのが、

「トカラの法則」と「バヌアツの法則」がWで重なり大惨事になったのでは?

というものでした。

 

バヌアツの法則も、あくまで噂であり、科学的な立場から立証されているわけではありませんが全く無視することも出来ないのですね。

 

トカラ列島群発地震は南海トラフの前兆?

 

今までトカラ列島では何度も群発地震が発生しています。

しかし、2021年4月9日の深夜から過去に例がないほどの地震が観測されています。

 

過去1年間のトカラ列島を震源とする地震発生回数をまとめてみると、

2020年4月 1回(最大1.9M)
2020年5月 2回(最大2.7M)
2020年6月 2回(最大2.7M)
2020年7月 1回(最大2.1M)
2020年8月  12回(最大3.4M)
2020年9月  7回(最大3.6M)
2020年10月  7回(最大4.1M)
2020年11月 4回(最大2.9M)
2020年12月 0回(最大ーM)
2021年1月 0回(最大ーM)
2021年2月 2回(最大3.5M)
2021年3月 0回(最大ーM)
2021年4月  241回(最大5.2M)

 

2020年の8月~10月まではやや回数が増え、マグニチュード3~4を観測していますが、11月以降は徐々に落ち着いてきていました。

 

しかし、2021年4月に入ってから異常に激増していることがわかります。

4月分は4月1日~4月20日までしか集計していなくて200回越えです!

 

これはちょっと恐怖を感じずにはいられない事態ですよね(汗)

 

また過去の月間地震発生最多数も調べてみたところ、2016年12月の月間55回が最多でした。

 

現在進行中の群発地震はすでに約4倍以上の地震回数を記録している状況です。

数字だけみても、何らかの異変が発生しているのは明らかです。

 

南海トラフ巨大地震に繋がる可能性はある?

 

今回のトカラ列島の群発地震は過去に類をみないケースなだけに、大きな地震が起こるのではないかと不安を感じている方が多いようです。

 

そこで思いつく巨大地震といえば、

  • 首都直下型地震
  • 南海トラフ巨大地震

ですよね。

 

この2つの地震に関して政府は今後30年以内に、

 

  • マグニチュード7クラスの首都直下地震が起きる可能性は70パーセント
  • マグニチュード8レベルの南海トラフ巨大地震が起きる可能性は70~80パーセント

 

で起きると予測しています。

 

今回のトカラ列島群発地震に関しては、周辺の地下にフィリピン海プレートが沈み込んでいるので、同じプレートの活動によって起きる南海トラフ地震が心配されます

 

 

南海トラフ地震は、駿河湾から日向灘沖にかけてのプレート境界を震源域として、100~150年間隔で繰り返し発生してきた大規模地震で、フィリピン海プレートがユーラシアプレートの下に沈み込むことで起こるとされています。

 

 

トカラ列島はユーラシアプレートの上にあることから、南海トラフ巨大地震に繋がる可能性はゼロではありません。

 

ただ今回のトカラ列島群発地震と南海トラフ地震の関連については、専門家の間では意見が分かれているようです。

 

テレビ報道では、

「今回の群発地震を南海トラフ地震の前兆と考える根拠はない」

とされています。

 

しかし、そうは言っても異常事態が起こっていることは確かですし、可能性はゼロではありません。

 

なので「前兆と考える根拠はない」と決めつけるのではなく、

 

群発地震は南海トラフ地震の前兆の可能性もあるが、すぐに起こるわけでもない!

でも万が一に備えて準備は怠らないようにしよう!!

 

という結論が一番良いのではないかと思います。





まとめ・・・

 

「トカラの法則」「南海トラフ地震との関連性」などについてまとめました。

 

日本は地震列島と言われ、いつ大地震が起こっても不思議はありません。

「トカラの法則」はあくまでも噂の範囲ですが、大地震予測と捉えるのではなく、いつ大きな地震がきても対処できる予防として考えていただけたらと思います。