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生活

おさんどんの意味と由来は?京都の方言?現在は死語で差別用語にあたる?

 

この記事では、

  • おさんどんの意味と由来は?
  • おさんどんは京都の方言?
  • おさんどんは死語で差別用語にあたる?
  • 「おさんどんは嫌いです」は誰の言葉?

についてお伝えします。

おさんどんの意味と由来は?

 

「おさんどん」

という言葉は現在ではあまり聞かなくなった言葉ですが、たま~~に年配の方が言っていたり、時代劇や古い時代背景のドラマなどで使われたりしています。

 

おさんどんという言葉の意味は、

台所仕事全体を指し、主にそこで働く女性

に使った言葉です。

 

別の言葉では、

  • 下女
  • 女中
  • 飯炊き女

などとも言われることもあります。

 

「おさんどん」の由来

 

おさんどんを漢字で書くと、

御三どん

となります。

 

おさんどんの言葉の由来は色々ありますが、次の3つの説が有力です。

 

「三女」の意

 

「三」は三女(≒女性を意味する数字)

「どん」は“殿(どの)”が訛ったもの

 

そこに接頭語の“御”を付けて『御三殿』とする説があります。

 

大奥の奥にある下女のいた場所

 

江戸時代、大奥の奥にある下女のいた場所を

「御三の間」と言い、大奥女中の職名でもありました。

 

この御三の間にちなんで付けられたという説があります。

 

かまどの意

 

昔の台所にあったご飯を炊いたり料理をする「かまど」

 

かまどを意味する漢字「(サン/かまど)」に「御」を付けて『御爨どん』とする説があります。

 

「爨」という漢字もあまり見慣れないのでの更に意味を調べてみると、

「飯を炊く」

「食べ物を煮る」

という意味がでてきました。

 

私達が日常的に行なっている炊飯は、

「爨炊(さんすい)」と言い表すそうです。

 

そう考えると、この説が一番有力なような気がしますね。

 

おさんどんはどこの方言?

 

おさんどんは、主に西日本の一部で使われる方言であり、

特に京都や大阪などの関西地方でよく耳にする言葉です。

 

京ことばとしても紹介されています。

 

 

京ことばには似たような「おくどさん」という言葉があり、

これも京都ではくど(かまど)そのものを意味しています。

 

また土間など住居の中で、煮炊きを行う空間そのものを意味する言葉のようです。

 





おさんどんは死語で差別用語にあたる?

 

「台所仕事」の意味でおさんどんを使う場合は、

一般的に差別用語として認識されていません。

 

ただ、おさんどんという言葉は、先ほども言ったように、

  • 下女
  • 女中
  • 飯炊き女

といった意味合いが含まれていて、女性の社会的地位を低く見る意図や性差別的なイメージがあります。

 

例えば、家庭内の女性(お母さんやお祖母さん)を「おさんどん」と呼ぶのは、台所仕事をするために雇用された女性(家政婦・ハウスキーパー)でないため、失礼にあたります。

 

我が家の母がお嫁にきて間もない頃、義父から、

「嫁は女中と一緒だ!!」

と言われたことを今でも根に持っております・・・(-_-;)

 

こういうケースを考えると「おさんどん」も、

言葉の使い方や文脈によっては、人の尊厳・感情を傷つける可能性がある

ということです。

 

一般的に差別用語として認識されているわけではありませんが、使う場合は気をつけた方がよさそうですね。

 

おさんどんは死語?

 

おさんどんという言葉は、歴史的に影響を受けた場所ではまだ使われていたり、また、ご年配の方に広く使われている表現です。

 

なので完全に死語というわけではありませんが、地域や世代によって使われる頻度が異なる言葉です。

 

イラストやマンガ・小説などの作品を投稿するサイトでは料理をする人物に付くタグとして「おさんどん」が使われていたりします。

会話で使われることがなくてもこういう場所で活用されているんですね!





「おさんどんは嫌いです」は誰の言葉?

 

「おさんどんは嫌いです」という言葉は、

 

  • 『有閑倶楽部』
  • 『デザイナー』
  • 『プライド』

など数々の名作を生み出してきた少女漫画界のレジェンド、

一条ゆかり先生の金言です。

 

この言葉は、人によく相談事をされるという一条ゆかり先生が、いくつになっても迷える女性たち、ひいては人類に授ける金言集、

『不倫、それは峠の茶屋に似ている たるんだ心に一喝!! 一条ゆかりの金言集』

の中に書かれている、

料理上手は小さく得するけど、大きく損をする

のエピソードにあります。

 

料理上手の人は、うまく考えてやらないと、自然と下働きをすることになってしまうんです。

それがイヤで結婚してた時は、ダンナによく言ってました。

「私、料理は好きだけど、おさんどんは嫌いです」って。

料理は作るとほめられる。でも、おさんどんは、やらないとなじられる。

同じことをしていてもストレスはまったく違うのよ。

ようは義務ではなくて、自分が作りたいと思ってやるかどうか。

ダンナには、「作りたい時は作るけど、作りたくない時は外食しましょう」と、はっきり宣言してました。

 

引用:https://ourage.jp/column/life/weekly-encouragement/214344/

 

言ってる事、めちゃくちゃわかりますよね!

 

家事や料理は女性がするモノという認識だとストレスになるので、家族やパートナーと協力することが大事ですね。





まとめ・・・

 

この記事では、

についてまとめました。

 

「おさんどん」は今ではなかなか聞きなれない言葉ですが、正しい理解と使い方によっては今でも活用できる日本語だと思います。

 

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