00000JAPAN(ファイブゼロジャパン)は、日本における大規模災害や通信障害時に、情報収集や安否確認などを支援するために無料で提供される公衆無線LAN(Wi-Fi)アクセスポイントのサービスセット識別子(SSID)です。
「00000JAPAN」の使い方や注意点などをまとめました。
00000JAPAN(ファイブゼロジャパン)とは
「00000JAPAN」は、ドコモ、au、ソフトバンクの携帯大手3キャリアが、大規模な災害時に無料開放する災害時統一SSIDを利用した公衆無線LANサービスです。
このサービスは、東日本大震災発生時に4Gを始めとする通信回線の復旧が遅れたことを契機に取り組みが始まりました。
原則としてdocomo Wi-Fiやau Wi-Fi SPOT、ソフトバンクWi-Fiスポットといった通常時は利用者が契約者に限定されるアクセスポイントを臨時で認証なしに利用可能にするものです。
必要に応じて避難所などに臨時で設置されるアクセスポイントもこのSSIDにて接続可能となります。
「00000JAPAN」の使い方
利用方法は、スマートフォンやパソコンなどの無線LAN接続画面から「00000JAPAN」を選択するだけで利用できます。
利用登録は必要なく、IDやパスワードの入力も不要です。
災害時用のため、使えるのは期間限定とはなりますが、これまでの事例では、
最短でも災害発生直後から1週間ほどは開放されるようです。
00000JAPAN(ファイブゼロジャパン)は安全か?使い方&注意点
00000JAPANの利用は非常に便利ですが、その一方でいくつかのセキュリティ上の注意点があります。
1. 通信の暗号化
00000JAPANは緊急時の利便性確保を優先しており、通信が暗号化されていません。
そのため、接続しやすい反面で第三者に通信内容を傍受される恐れがあります。
2. 個人情報の取り扱い
ログインIDやパスワード、個人情報などを含む通信は控えるか、HTTPS通信やVPNなどを利用してセキュリティを確保する必要があります。
3. 偽のアクセスポイント
「00000JAPAN」を騙る偽のアクセスポイントが登場する可能性があります。
そのため、利用者は避難所運営者による告知の有無や周囲にキャリア3社のWi-Fiスポットのステッカーなどが掲示されているか確認することが必要です。
また、偽のアクセスポイントに意図せず接続してしまうことを避けるため、00000JAPANへの自動接続をオフにすることも推奨されています。
これらの注意点を理解し、適切な対策を講じることで、00000JAPANを安全に利用することが可能です。
まとめ・・・
この記事では、
についてまとめました。
災害時には通信障害が起こるので00000JAPANの利用はとても便利です。
しかし、安全性については不安な部分があるのも事実です。
なので、00000JAPANの利用は、
緊急時の情報収集のみにし、ID、パスワード、個人情報の入力、お金が関係するサービスの利用は極力避けて下さい.