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音楽

藤井風「きらり」の歌詞の意味を考察!愛に溢れた優しい世界観と感性がすごい

HONDA「VEZEL e:HEV」のCMソングでもある藤井風さんの「きらり

車のCMソングだけあって、この曲を聴くとドライブに行きたくなりますね♪

ノリノリで歌える「きらり」ですが、所々に深い歌詞があり、その意味を深く考えると心の奥底がジーンと熱くなる感覚がありました。

なので、全部の歌詞の意味を自分なりに考察してみました。

また、ネット上での他の解釈に対して感想もまとめてみました!





藤井風 「きらり」の歌詞の意味を考察!

 

きらり
  • 作詞:藤井風
  • 作曲:藤井風
荒れ狂う季節の中を二人は一人きり さらり
明け行く夕日の中を今夜も昼下がり さらり


どれほど朽ち果てようと最後にゃ笑いたい
何のために戦おうとも動機は愛がいい


新しい日々は探さずとも常に ここに
色々見てきたけれどこの瞳は永遠に きらり


あれほど生きてきたけど全ては夢みたい
あれもこれも魅力的でも私は君がいい


どこにいたの 探してたよ
連れてって 連れてって
何もかも 捨ててくよ
どこまでも どこまでも


荒れ狂う 季節の中も 群衆の中も
君とならば さらり さらり
新しい日々も 拙い過去も 全てがきらり


無くしてしまったものを振り返って ほろり
時には途方に暮れてただ風に吹かれて ゆらり


息せき切ってきたの
行き先は決めたの
迷わずに行きたいけど保証はしないよ


何か分かったようで
何も分かってなくて
だけどそれが分かって本当に良かった


新しい日々は探さずとも常に ここに
常にここに ここに 
色々見てきたけれどこの瞳は永遠に きらり
永遠に きらり 


生きてきたけど全ては夢みたい
あれもこれも魅力的でも私は君がいい


どこにいたの 探してたよ
連れてって 連れてって
何もかも 捨ててくよ
どこまでも どこまでも


荒れ狂う 季節の中も 群衆の中も
君とならば さらり さらり
新しい日々も 拙い過去も 全てがきらり

Source: https://www.lyrical-nonsense.com/lyrics/fujii-kaze/kirari/

 

全体を通して歌詞を見てみると、

生きづらさを強く感じ、心が疲弊しまった時、自分が本当に望むモノは何か問い、気づき、そして新たな未来に進んでいく

といった力強いストーリーを感じました。

 

感情の移り変わりが短い言葉にギュッと濃縮されていて、「絶妙に上手いな~」と歌詞を眺めていて思いました。

 

それでは個別に詳しく見ていきたいと思います。

 

1番:本当の自分(心)と向き合い、何が大切なのか気づく

 

荒れ狂う季節の中二人は一人きり さらり

矛盾だらけで生きづらいこの世の中は、いつも悩みと苦しみが隣り合わせ。

価値観を無理に合わせれば疲れ、反発すれば衝突が起こる。

だから誰といても常に孤独感が襲う。

 

人とのコミュニケーションの中で、争いを避け、無難に「さらり」と回避していたのかなと思います。

 

明け行く夕日の中を今夜も昼下がり さらり

葛藤と諦めを繰り返し、無理やり頑張ってもがいている内に、心がカラカラに乾き、当たり前の感覚さえも失ってしまった自分がいた。

 

ここの歌詞での「さらり」には、感情を押し殺してしまったが故の孤独感や無気力さからくる人間関係の希薄さと、心が疲弊し、感覚が麻痺しても無情にも「さらり」と過ぎていく時間を表していると思います。

 

荒れ狂う季節の中を二人は一人きり さらり

明け行く夕日の中を今夜も昼下がり さらり

 

「さらり」と柔らかい単語でいってますが、心を無くしている今、過ぎていく時間は恐ろしいくらいにスピードが早く、これほど怖いものはないと思います。

 

だからこの対局する表現⇊は、すごく奥が深いなと感じます。

明ける(朝)⇔  夕日(夜)
今夜(夜)⇔ 昼下がり(昼)

 

心が枯れているから、朝も夜もどうでもいいとも捉えられるし、

この矛盾な表現も世の中の矛盾を考えれば、なんのことはないという皮肉にも感じられます。

 

どれほど朽ち果てようと最後にゃ笑いたい
何のために戦おうとも動機は愛がいい

 

無気力で自暴自棄のどん底でも、淡々と過ぎていく毎日。

「堕ちるところまで堕ちたら笑える日がくるかな・・・」

ふと自分の心に本当の気持ちを問いかけてみる。

「笑えたらいいな・・・いやっ違う!!笑いたいよ!!」

 

どんな事でも心の底から喜び、楽しんで、笑顔ですべてのものに感謝したい!

そんな愛に満ちた世界がいい・・・

 

心が枯れていたけど、一滴の水が染み込んだ瞬間ですね。

本当の自分の素直な気持ちに気づき、そのためには「強い自分になりたい」と思ったのではないでしょうか?

 

新しい日々は探さずとも常に ここに
色々見てきたけどこの瞳は永遠に きらり

 

自分の本当の気持ちに気づいたら、物事を捉える視点・価値観が変わった。

そうしたら新しい世界が見えてきたよ!

大切なのは理想(未来)じゃなくて、今この瞬間。

 

遠回りしたけど、瞳に希望や勇気の光が輝き出した。

 

荒れ狂う季節の中を二人は一人きり さらり

明け行く夕日の中を今夜も昼下がり さらり

⇊⇊⇊

新しい日々は探さずとも常に ここに

色々見てきたけれどこの瞳は永遠に きらり

 

「さらり」 ⇒ 「きらり」

この気持ちの変化はとても大きいですね♪

 

人は心に強く想う事(願う事)があると、人生が良い方向に動き出します。

引き寄せの法則とでもいうのでしょうか!?

 

 

迷いのない青空が広がっているようです。

 

あれほど生きてきたけど全ては夢見たい
あれもこれも魅力的でも私は君がいい

 

辛くて苦しくて無気力に生きていたあの頃が嘘のように、今は一日一日を大切にして充実しているよ(心が満たされている)

色々なことが嬉しくて楽しくて、どんな些細なことにだって愛おしさを感じられるこの世界に感謝したい。

そんな素晴らしい世界で、私は君を見つけたよ・・・

 

どこにいたの 探してたよ 連れてって 連れてって
何もかも 捨ててくよ どこまでも どこまでも

 

自分が求めていた究極の「愛」は君に出会うためだったんだね。

一緒にいようよ・・・

君と共に生きたい!!

 

ここまでが1番の歌詞になります。

 

どん底から這い上がり、今までの弱い価値観を捨てたことで世界が動き出しました。

そして、今(その瞬間)を大切にすることで、空っぽだった心が愛(感謝)でいっぱいに満たされた「私」。

そして「君」と出会ったことでその愛が溢れ出そうとしています。

 

では後半、2番の歌詞を見ていきましょう!





2番:愛が満たされ、溢れ出る世界

 

荒れ狂う 季節の中も 群衆の中も
きみとならば さらり さらり
新しい日々も 拙い過去も 全てがきらり

 

 

毎日が試練の連続でも、君と一緒だから苦しみも辛さも分かち合い、軽く乗り越えていける。

君がいる「今」も、愚かな「過去」も全てが愛しく思えるよ。

 

【1番 歌詞】

荒れ狂う季節の中を二人一人きり さらり
明け行く夕日の中を今夜も昼下がり さらり

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

2番 歌詞

荒れ狂う 季節の中 群衆の中
君とならば さらり さらり
新しい日々も 拙い過去も 全てがきらり

 

1番と2番の歌詞を比べると、すごい変化を感じられますね。

特に1行目の歌詞の「・・・は」と「・・・も」の違いだけなのに、愛する人が側にいる喜びが伝わります。

 

そして、「さらり」の意味合いと使い方が絶妙過ぎます!

 

【意味合い】

1番:人と深く関わることが怖いから、無難に回避
2番:苦しみも辛さも半分こだから問題ない

 

【使い方】

1人の時はそれぞれの困難に対して「さらり」と回避していたけど、2人一緒だから、

「君とならば さらり さらり」←さらりが2人分になった。

 

自分が歩んできた道の先に今があるから、全てがきらりって素敵すぎますね!

 

無くしてしまったものを振り返って ほろり
時には途方に暮れてただ風に吹かれて ゆらり

 

人は弱い生き物だから・・・

時には後悔で涙したり、

呆然と立ち尽くしてしまうことがあるよね。

 

愛する人のために強くありたいけど、「ほろり」と「ゆらり」には人間の弱い心のブレを上手く表現しています。

でも、「君」がいるから緩やかな感情で収まっているんだなと感じます。

 

これが独りだったら、

「ほろり」 ⇒ 「ボロボロ」

「ゆらり」 ⇒ 「ガクガク」

みたいな強い感情に支配されてしまいそうです。

 

息せき切ってきたの 行き先は決めたの
迷わずに行きたいけど 保証はしないよ

 

「私」には「君」がいるから勇気がどんどん湧いてくる。

だから自分の心が求めるモノに向かって前に進むよ!

困難なことがきっとたくさんあると思うけどねw

 

守るべき愛があると、人は強くなれるんですね。

 

 

何も分かったようで 何も分かってなくて
だけどそれが分かって 本当に良かった

 

当たり前の事だと分かったような顔で知っていただけで、本当の意味は分かっていなかったんだ。

当たり前のコトは全然当たり前ではなくて、小さな喜びや感謝の気持ちの積み重ねが幸せな当たり前の毎日を作っている。

「君」と一緒にいることで実感できたんだ。

 

分かってなかった事に気づけた事。

そして、どんな小さな出来事も当たり前じゃない大切な一時だと「君」が教えてくれた事。

それが分かって本当に幸せだよ!

 

当たり前って本当に当たり前じゃないんですよね・・・

大抵の人は、当たり前が失われた時にはじめて「あれは幸せなコトだったんだ」と分かって、2度と取り戻せない過去を後悔してしまします。

 

ここで実感しても手遅れなんですよね・・・

だから手遅れになる前に分かって本当に良かったと思ったのでしょう。

 

若い頃は経験が浅いので、知ってると分かるの区別がつかないと思うのですが、藤井風さんはちゃんと違いを分かってるんですね!

まだ20代なのに才能だけでなく、人として素晴らしい感性をお持ちです。

 

新しい日々は探さずとも 常にここに
常にここに ここに

 

(新しい日々は)大事なことが本当に分かってから、
(常にここに)一瞬、一瞬が愛おしい時間。

 

色々見てきたけれどこの瞳は永遠に きらり
永遠に きらり

 

大切なことは絶対に怠らないよ。

だから「私」は「君」と輝き続けよう!

 

 

 

生きてきたけど 全ては夢見たい
あれもこれも魅力的でも 私は君がいい

 

「君」とここまで歩んできたけど、出逢えたことも側にいることも全てが奇跡だと思う。

 

愛する素晴らしさを教えてくれた「君」

「私」を強くしてくれた「君」

一番大切なことを教えてくれた「君」

 

素晴らしい人生(愛)を与えてくれた「君」だからずっと側にいたい。

 

【1番 歌詞】

あれほど生きてきたけど全ては夢見たい
あれもこれも魅力的でも私は君がいい

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【2番 歌詞】

生きてきたけど 全ては夢見たい
あれもこれも魅力的でも 私は君がいい

 

あれほど(辛くて苦しくて無気力に生きていたあの頃)という強烈な言葉がなくなりましたが、2番の「生きてきたけど」だけの歌詞でも意味が分かると強く深く心に突き刺さります。

ほとんど同じ歌詞なのに意味合いが深すぎて、もう、高次元の領域に入っていますね!

 

どこにいたの 探してたよ 連れてって 連れてって
何もかも 捨ててくよ どこまでも どこまでも

 

自分が求めていた究極の「愛」は現実になったよ。

でも、これはゴールではなく、新たなスタート。

だがら一緒にいようよ・・・

君と共に生きたい!!

 

荒れ狂う 季節の中も 群衆の中も
きみとならば さらり さらり
新しい日々も 拙い過去も 全てがきらり

君と一緒だから、何も怖くないよ

君がいる未来も・・・
君がいた何気ない日々も・・・

全てが愛おしい。

 

 

こんな素敵な人にめぐり逢い、一緒に生きていけたら幸せですね♪

この曲は、あなたの大切な人と共に聴いて欲しい最高に素敵な一曲でした♡





まとめ・・・

 

藤井風さんの「きらり」の歌詞の意味を深堀りました。

普通に聴いても良い曲ですが、歌詞がとにかく深すぎて3パターンくらい考察案ができてしまいましたw

違う考察はまた別の機会にしたいと思います。

 

※個人的な考察なので違う部分もあると思いますが、そこはご了承下さい。

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