2012年当時、日本最年少(12歳)でCDデビューし、若手ピアニストとして注目度の高い牛田智大(うしだともはる)さん。
過去にコンサートの演奏中に何度か倒れたことがあったようで、原因は何だったのか?とても気になったので調べてみました。
また、現在は爽やかなイケメンに成長し、アイドル的な人気が垣間見れますがピアニストとしての実力や評判はどうなのでしょうか?
プロフィールを交え、牛田智大さんの現在を深堀りしていきたいと思います。
目次
牛田智大がコンサート中に倒れるのは病気で体調不良?
12歳のCDデビュー以来、「天才子供ピアニスト」のイメージが強かった牛田智大さん。
いつの間にか爽やかなイケメンに成長していてビックリしました。
そんな牛田さんを調べていると、サジェストに・・・
というワードが出てきました。
えっ?まだ若いのにどうしたんだろう?
と気になったので調べてみたところ、どうやら牛田さんは過去に2回、ピアノリサイタルで倒れた事があったようです。
牛田智大が過去に2回倒れる
一度目は、2016年1月23日、
愛知県芸術劇場コンサートホールで行われたピアノリサイタルです。
前半の途中、曲終わりに拍手とともににこやかな笑顔で一度舞台袖に退場します。
そして再登場し、2曲目を弾いた後から異変が起こりました。
- ネクタイを緩めるような仕草
- プログラムにある曲を飛ばす
- 迫力がない
いつも弾いてる感じとは明らかに違う牛田さんの異変を、会場にいたお客様は感じとっていたようです。
前半2度めの舞台袖に退場の際、青白い顔で牛田さんは客席に向かって「ごめんなさい」と謝るように両手を合わせ、駆け込むように舞台袖に入って行きました。
前半ラストの2曲を残したまま、なかなか戻ってこない牛田さん。
そんな中、「牛田は体調が悪くなりましたので、少々お待ちください。」とアナウンスが入ります。
ただならない様子に、客席では牛田さんを心配する声でざわめきました。
それから約10分後、再びアナウンスが入り演奏が再開。
一時中断するほど体調が悪い中、牛田さんは前半ラスト2曲を見事弾き切りました。
しかし、休憩後、これ以上ピアノ演奏は無理と判断されたようで、後半の演奏は中止。
後日振替公演が行われることになりました。
二度目は、2016年2月6日、
浜松国際ピアノアカデミー20th記念コンサートです。
この日、牛田さんが演奏する曲は3曲。
異変が起きたのは最後の演奏の時に起きました。
ひとつの曲の楽章の間に、
- ネクタイを緩める
- 何度も腕をさする
- 目をつぶる
- 脱力して両腕を下ろす
などの仕草が見られ、楽章の間にしてはかなり長い時間をかけていました。
第2楽章を弾き終わると、曲の途中にもかかわらず、こわばった表情で客席に頭を下げ、舞台袖に入っていきました。
しばらくして、ネクタイをはずした牛田さんが再登場し、第3楽章を弾き始めます。
しかし、ピアノの音が突然途切れ、牛田さんの身体が左側に倒れて椅子から床に崩れ落ちたました。
牛田さんは意識を失っていたらしく、全く動かない状態。
照明が落とされ、男性スタッフたちに舞台袖に運ばれていきました。
牛田智大くんピアノリサイタル中に倒れるin浜松
名古屋公演も体調不良だったけど今回はステージ上でバッタリ倒れ込んで起き上がりませんでしたから大変心配です
精密検査受けた方がいいな!— (@permanentfile) February 6, 2016
@asdfqwera 腕をだらーんとしたり、指をぐるぐるまわしたり普段やらないことをやってたんでおかしいなと思ったんですけど
あの舞台ソデに戻った時は決定的でしたよね?
電車の時間の関係で最後までいなかったんですけど何かアナウンスとかありました?— (@permanentfile) February 6, 2016
その後会場では「牛田は安静にしております。ご安心ください。 ご心配おかけしました」というアナウンスがあり、演奏会終了後のサイン会は中止になりました。
倒れるのは病気?体調不良?
一度目は舞台袖で倒れ、二度目は本番の演奏中に倒れたとあっては、
「大きな病気が潜んでいるのではないか?」
と心配になってしまいますね・・・
しかし、結論から言うと2021年現在、
牛田智大さんが大きな病気をされているという話は一切ありませんし、その後倒れたという話もありません。
では、あの時倒れた原因はなんだったのでしょうか?
ネット上では、
- 公演数が多すぎて心身ともに疲弊していた
- 期待に応えたいあまりに限界を超えてしまった
- 貧血
- カフェインの過剰な摂取
- 寝不足
など様々な意見がありました。
この意見を見る限り、どれも少なからず当てはまっているんじゃないかなと思いました。
プロとしてのプレッシャーもあったと思いますし、練習時間が1日10時間以上に及ぶストイックな部分もストレスになっていたのかもしれません。
その結果、寝不足が続き、貧血・立ちくらみのような症状がでていたのかもしれません。
(もともと色白なので、体調が悪いと更に顔色が青白いですね)
天才ピアニストとして飛躍的に活躍していた牛田さんですが、この当時まだ17歳の高校生です。
ピアノに対して一生懸命になるあまり、体調管理やストレス解消までは気が回らなかったのかもしれません。
しかし倒れて以降、症状が落ち着いているところをみると、ご自身で反省し、色々と生活を改善されたのではないでしょうか?
今日は散歩日和🥰🥰🥰 pic.twitter.com/AD481Csps3
— Tomoharu Ushida 牛田智大 (@TomoharuUshida) October 2, 2021
今日の癒し🥰
しかし
そこは洗い立てのカバーの上なのだよ😅 pic.twitter.com/n4SAJbpFpq— Tomoharu Ushida 牛田智大 (@TomoharuUshida) April 6, 2021
最近は愛猫のりおちゃんから癒やしをもらっているようですね!
いくら若くても無理をすれば、身体を壊してしまいます。
牛田さんの演奏を楽しみにしている沢山のファンのためにもストレスは溜めず、お身体を大事にしてほしいですね。
プロフィール(両親・学歴・実力)まとめ
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名前:牛田智大(うしだともはる)
生年月日:1999年10月16日
年齢:23歳(2021年10月現在)
出身地:福島県いわき市(愛知県名古屋育ち)
小学校:名古屋市立笹島小学校
出身中学:名古屋市立笹島中学校
出身高校:モスクワ音楽院ジュニア・カレッジ
所属:ユニバーサルミュージック
生後間もなく家族で上海に移住し、小学校入学までそこで過ごします。
1歳で電子ピアノで遊び、
2歳10ヶ月より本格的にピアノを始めます(上海音楽学院)
3歳の頃にはアジアを代表するピアニストのランランやユンディ・リに夢中になり、
5歳で「第2回上海市琴童幼儿鋼琴電視大賽 年中の部第1位」に輝きました。
(1700人の中から見事1位を獲得)
天才を語る上のなかなかの逸話ですね!
両親
因みに牛田くんのお父様のお名前は牛田敦さんで、サラリーマンのようです。
上海に引っ越したのは転勤だったんですね。
どのようなお仕事をされているかは不明です。
お母様は現在、専業主婦ですが、若い頃(学生時代)にボランティアで幼稚園や保育園、自閉症の子供の教育などに携わっていたそうです。
羽生結弦選手
ピアニストのランランやユンディ・リのファンである他に、フィギュアスケートの羽生結弦選手の大ファンであることも公言しています。
牛田智大くんという超絶天才美少年が羽生結弦を好きという事実だけで私は生きていける
しかも対面したとき胸がいっぱいになってしまったという牛田くんの可愛さよ… pic.twitter.com/7VW2y6afsy— おまんじゅう (@ypnxxxxx) November 16, 2015
このお2人、顔つきや物腰柔らかい雰囲気、礼儀正しいさなど似ている部分が多いですね・・・
並んでる姿はまるで兄弟のようですw
学歴
小学校:名古屋市立笹島小学校
出身中学:名古屋市立笹島中学校
出身高校:モスクワ音楽院ジュニア・カレッジ
小学校入学に伴い日本に帰国。
中学卒業を機にモスクワ音楽院ジュニア・カレッジに進学。
日本にいながらモスクワ音楽院と同じカリキュラムを受講できたので、コース修了時には、くらしき作陽大学の卒業証書とモスクワ音楽院修了証が授与されたそうです。
その後は、昭和音楽大学附属ピアノアートアカデミーで江口文子先生に師事しています。
受賞歴・実力・評判
- 2005年:第2回上海市琴童幼儿鋼琴電視大賽年中の部第1位
- 2008年~2012年:ショパン国際ピアノコンクールin ASIA第1位
- 2012年:第16回浜松国際ピアノアカデミー・コンクール第1位
- 2018年 第10回 浜松国際ピアノコンクール 第2位、聴衆賞、ワルシャワ市長賞
- 2019年 第29回 (2018年度)出光音楽賞
ショパン国際ピアノコンクール in ASIAで5年連続一位は凄すぎますね!
2012年3月には、日本人クラシックピアニストとしては史上最年少の12歳でデビュー!
アルバム『愛の夢』を発表しました。
牛田さんはピアノを奏でるだけでなく、作曲もするそうです。
いやはや演奏の実力もさる事ながら、曲を作る才能までお持ちとは流石の一言です。
牛田智大のピアノ
キラキラ輝く演奏、オケに負けない音の明瞭さ、噂には聞いていたが素晴らしい。演奏終了後、ブラボーと叫んでしまった。ブラボーの嵐と興奮、熱気 https://t.co/PkDkoIiER6— 咲くら (@chopinsakura) February 15, 2019
牛田智大さんのバルカローレ音のきらめきの粒子が細かい感じ。きらきらで上品。平均律なのに純正律で和音が聴こえるような気さえする音色がすごい
— maniaco (@maniaco_gomania) October 10, 2021
やばい牛田様の演奏涙腺崩壊#牛田智大#ショパンコンクール
— マンマ (@noriyoshiki) October 10, 2021
牛田くんの演奏って、技術が高いっていうだけじゃない。心の奥深くに訴えかける何かがあって、物語の中に自然と入らせてくれて…
生まれてきてくれてありがとうっていいたくなる🥺
※おまけに最後の笑顔に毎回キュンとなる!#牛田智大#ショパンコンクール pic.twitter.com/732lDHwa8r— みも (@mimo7275) October 12, 2021
【ニュース情報】牛田氏が奏でる音楽は、華麗で美しく成熟した表現が特徴です。大人な演奏に加えて繊細で輝かしい音色も魅力で、1音1音が透き通っています。どの曲も精密に作りこまれており、音楽を尊敬し愛する精神を伺うことができます。#牛田智大
今聞くべきピアニスト選出https://t.co/3Xl1NVhBEc— Music of Tomoharu Ushida (@musicofUshidaT) June 13, 2021
感想ツイートを見ても評価がかなり高く、牛田さんの奏でる音色に深く魅了されてしまう方がとても多いですね。
2021年 第18回ショパン国際ピアノコンクール
優勝候補と目されていた牛田さんでしたが、まさかの2次審査での敗退となりました。
ショパンコンクールに向けてさまざまな場所で応援してくださった皆さま、お力添えをくださった皆さま、本当にありがとうございました。偉大な歴史を持った素晴らしいコンクールで演奏するという機会を得られたこと、そしてそれを多くの皆さまと共有できたことを心から光栄に思っております。 pic.twitter.com/MORgdRp27a
— Tomoharu Ushida 牛田智大 (@TomoharuUshida) October 13, 2021
心を鷲掴みされた素晴らしい演奏だっただけに、落選のニュースは多くの方に衝撃を与えました。
牛田智大さんが2次で落選…ショパンの内面を掘り下げすぎて、受け入れられなかったのか…朝から牛田ロスで何にもやる気がしない。以前、生演奏を聴いた時、ノクターンの、海の中を漂うような煌めきに涙が出た。長くて退屈な幻想曲が、これほどにすばらしいのかと驚愕した。彼に心から拍手を贈ります。
— Rie Miyamoto (@RieMiyamoto5) October 12, 2021
嘘でしょと思ってもう一度聴き直した牛田智大さん。もう一度聴いても、落選した理由が全く分からない。イーヴォ•ポゴレリッチのような存在になるんだろなと。やっぱり、アルゲリッチが審査員にいないとあかんなという感想。牛田さんのソナタを聴きたかった。#ショパンコンクール pic.twitter.com/UIK6M2L9mc
— しんのすけ (@kSnosD) October 13, 2021
ショパンコンクール、牛田智大さん、まさかの落選。通過者全員の名前を読み上げられた後、聞き逃したのかと思いました。
演奏を聞き返しても全く理解出来ません。
しかしどうなるものでもなく。。この件をバネに、新たな力に変えて更なる飛躍を遂げて頂きたいです。応援しています‼️— 💫🌺Sana🌺🍃 (@sanasana0731) October 13, 2021
牛田智大さん落選ショックが大き過ぎる。
ネット上では、概ね信じられないという反応。
然るべき方の講評も聞いてみたい。#ショパンコンクール— のりたま (@noritama1965an) October 12, 2021
辻井くんのときも、異例の4回のカーテンコールだったにもかかわらず落選。苦情の電話が殺到して、異例の批評賞を貰いましたよね。
なんだか、それを彷彿させる出来事。納得いく答えが欲しくなる🥺#牛田智大#ショパンコンクール— みも (@mimo7275) October 13, 2021
起きたらショックすぎて🤯 牛田智大さん、なんで…涙 フツーに通過では?…ちょっと意味がわからない。会場での聞こえ方は全然違ったのか?? 思えば演奏終了後の会場の反応が薄かったので「は?💢」と思ってたんです🌀個人的にはフライングブラボーものだったのに。 #ショパンコンクール
— 長井進之介(ピアニスト・音楽ライター) (@Shinno1102) October 12, 2021
ショパンコンクールで牛田智大が落選したのすごい荒れてるな.
— たると (@ytart165) October 13, 2021
日本のみならず、世界各地から敗退したことに異議を唱える声や牛田さんの演奏をもっと聴きたかったと惜しむ声が次々と寄せられました。
牛田さんの奏でる演奏がいかに世界の人達に評価され、愛されているのかを痛感します。
また、感謝を気持ちを忘れない謙虚な姿勢は、演奏家として、人間として素晴らしいの一言です。
今回のコンクールではとても残念な結果になってしまいましたが、この悔しい経験を糧にさらなる高みを目指して頑張って欲しいですね!
まとめ・・・
天才ピアニストの牛田智大さんの過去と現在を深堀りしました。
高い音楽性と確かな技術に加え、人間力の高さも強く感じられました。
多くのファンが素晴らしい演奏をもっともっと聴きたいと願っていますので、お身体を労り、今後も活躍して欲しいですね。