TVやラジオから頻繁に流れてくる「ウポポイ、ウポポイ~」と早口で歌うCMソングがちょっと変わっていて気になりませんか?
SNS上では「ウザいな~」なんていう声も聞こえてきますが、一度聴いたら耳に残りますよね。
この曲は誰が歌っているのでしょうか?
アイヌ語の歌詞の意味も調べてみました。
ウポポイのCMソングの曲名は?歌手は誰?
北海道白老町にあるアイヌ文化復興等に関するナショナルセンター、
ウポポイ(民族共生象徴空間)。
こちらの施設のCMがこちらです↓(15秒Ver)
聞き慣れない「ウポポイ」という不思議な言葉。
「ウポポイ」はアイヌ語で「大勢で歌うこと」という意味です。
リズミカルな音楽に乗せて、ユニークなアイヌ語が次々と飛び出してくるこのCMですが、一体、誰が歌っているのでしょうか?
水曜日のカンパネラのコムアイ
このCMの曲を歌っているのは、
水曜日のカンパネラ
と言うユニットです。
ユニークで中毒性の高い楽曲が人気を集めています。
・コムアイ ー 主演・歌唱
・ケンモチヒデフミ ー 作曲・編曲
・Dir.F(ディレクター・エフ)ー マネージャー兼ディレクター
歌っているのはヴォーカルの
「KOM_I(コムアイ)」さん。
ライブではコムアイさんのみが表舞台に立っています。
CM曲は「水曜日のカンパネラ」の楽曲
「シャクシャイン」
を基にした替え歌になります。
原曲の「シャクシャイン」は、北海道の地名や物産が次々と飛び出す曲です。
2015年11月リリースのアルバム『ジパング』に収録されています。
この曲のタイトルの『シャクシャイン』は、17世紀に活躍した北海道のアイヌ民族の指導者なのだとか・・・
彼女たちの代表曲には、
『桃太郎』『千利休』『アラジン』『マリー・アントワネット』『ガラ』
など、人物や物語の名前が付けられているのが特徴的です。
ちょっと変わっていて気になってしまいますねw
因みに・・・・
シャクシャインはAerosol Canの『Major Lazer』という曲がが元ネタだそうです。
作曲をしたケンモチヒデフミさんが、自らラジオ番組で「元ネタである」と語っていました。
うん!確かに似ています。
元ネタ曲、原曲、替え歌とややこしい感じですねw
【ウポポイCMソング】アイヌ語の歌詞を訳してみた!
ウポポイのCM(30秒ver.)の歌詞はこちらになります。
ウポポイ、ウポポイ、(大勢で歌おう!)
ウコポイポイケ(混ざり合う)
ホㇿケウ(狼) シマフクロウ
キムンカムイ(山の神=ヒグマ)
シシャモ オットセイ
ルイベ(凍った魚=鮭など)
ハスカップ(果物の実)
ごちそうさまは
ヒンナヒンナ(食事に感謝する言葉)
ウポポイ、ウポポイ、
ウコポイポイケ
白老 ポロト湖畔
アッケテㇰ(ホタテ貝)
アムㇱペ(蟹) トゥナカイ
チタタㇷ゚(我々が刻むもの=肉や魚のたたき)
イセポ(うさぎ)
アイヌオピッタ(全てのアイヌ)
テㇰパㇻパル(掃き出す)
ウポポイ、ウポポイ、
ウコポイポイケ
踊りながら歌おう
リㇺセウポポ (儀式の踊り)
クアイ イソンクㇽ(アイヌに勇者)
ニㇱパの(殿、主人)
ホリッパ(踊り)
ピㇼカピㇼカの(良い日だ、良い日だ)
ポンメノコ(少女)
ウポポイ、ウポポイ、
ウコポイポイケ
ウポポイ、ウポポイ、
ウコポイポイケ
ウポポイ それは
みんなで歌うこと
「アイヌの世界と出会う場所」
独自の解釈ですが、歌詞の意味を簡単にまとめると、
・大地の恵み(食べ物)に、みんなで歌って踊って感謝しよう!
・良い日だから、アイヌの長、勇者、少女、みんなで歌って踊ろう!
・ここは「アイヌの世界と出会う場所」ウポポイ!
みたいな感じでしょうか!
なかなか考えさせられる意味ですね。
ご飯を頂く時は、ちゃんと感謝してから食べようという気持ちになりますw
う~ん、奥深い!!
アイヌ語は聞き慣れない言葉ですが、面白いですね。
もしも、アイヌ語に興味がある方は漫画の「ゴールデンカムイ」がオススメです!
アニメから見るのも良いかもしれません!
メチャクチャ面白い漫画ですよ!
興味があれば見て下さい。
まとめ・・・
ウポポイでのCMの楽曲・歌手・歌詞の意味についてまとめました。
最後は少し話が漫画に脱線してしまいましたが、アイヌの文化に触れ合うのもいいかなと感じてもらえたら嬉しいです。
水曜日のカンパネラの楽曲も、とても個性的でカッコいいのでこちらも是非聞いてみて下さいね。