遂に北海道で新型コロナウイルスの対策として、「緊急事態宣言」が出されました。
これから北海道はどの様になっていくのか気になるところですが、それよりも北海道のコロナウイルスによる会見時に見られる「ウポポイ」という謎の単語に注目が集まっています。
「ウポポイ」とは何なのでしょうか?
意味をしらべてみました。
ウポポイの意味とは?
北海道の記者会見。毎回ウポポイの説明してくれないと気になって気になって。緊張感薄れる。 pic.twitter.com/iHTWgAvRCZ
— 藤本郷 [Go Fujimoto] (@go_fujimoto) February 28, 2020
コロナ感染者がでた北海道の知事の会見を見て
道外の人が1番思ったこと→ウポポイってなんだよ
道内の人が1番思ったこと→ウポポイってなんだよ pic.twitter.com/oKFZnHp1MF— ぐり (@Bubble_Screen) February 21, 2020
会見を見ていて、知事の後ろに見える「ウポポイ」の単語が気になってる人が多いですね。
「ウポポイ」と言うのは、アイヌ語なんです!
(おおぜいで)歌うことを意味しています。
今回のウポポイは単刀直入に言うと、施設の名称なんです。
北海道白老町に建設中の施設で、2020年4月24日開業予定です。
アイヌ文化の継承を目的としており、アイヌ文化の展示やアイヌ文化の体験などに触れることで、先住民の文化を尊重する社会を築くきっかけになるとしている。
北海道の先住民族アイヌの歴史や文化を学ぶ事ができる国立博物館ということですね!
今までいくらキャンペーンしても認知度が上がらなかった、4月北海道白老町にオープンする「ウポポイ」(国立のアイヌ民族博物館、民族共生象徴空間)が新型コロナの知事会見でトレンドワードに!https://t.co/BTQQpJzkHc pic.twitter.com/LIqGZDNvm4
— ねこやまだ (@msao211) February 21, 2020
先住民族アイヌって何?
アイヌは「人」という意味で、
北海道を中心に自然とともに暮らしてきた先住民族なんです。
道内には約1万6800人のアイヌ民族が住んでいます。
みなさんが普段使っている「ししゃも」「トナカイ」「ラッコ」もアイヌ語なんですよ。
意外に身近な存在なんですね。
アイヌの信仰では森羅万象全てに神が宿っています。
そして、最も重要な儀礼は「クマの霊送り(イオマンテ)」です。
しかし、明治時代から始まった近代日本政策によって、アイヌ民族は独自の文化を禁じられ、貧窮に追い込まれてきました。
世間的に人種差別的な発言がたまにあったりしていますが、現在はちゃんと先住民族と認定され、政府は総合的な政策を進めようとしています。
なので、ウポポイはアイヌの人達やアイヌ文化をちゃんと知ってもらい、後世に受け継いでいくための新しい施設なんですね。
ウポポイは4月24日に白老町にオープン予定の、アイヌ文化をより広く知って頂くための国立博物館です
ものづくりや芸能、自然など当時のアイヌ文化をより深く知ることの出来る貴重な施設となっているそうなので
旅行の時期には是非一度足を運んでみてください!↓公式サイトhttps://t.co/80m3jLYORn— ぐり (@Bubble_Screen) February 21, 2020
まとめ・・・
「ウポポイ」は知名度が低く、さっぽろ雪まつりや様々なイベントで必死のPR活動をしていましたがなかなか思うように行かず、北海道は頭を抱えていたところでした。
そんな中で皮肉にも、コロナウイルスの脅威で思わぬところで施設のPRになってしまいました。
まずはコロナウイルス対策が一番ですが、コロナウイルスが終息した暁には、沢山の方達に施設を訪れて頂き、アイヌ文化に触れてほしいものです。