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ロシアとウクライナはなぜ対立してる?子供でもわかるようわかりやすく簡単に解説!

ウクライナとロシアの問題が長期化し、緊迫した状況になっています。

ウクライナ情勢やロシア侵攻…

正直難しくて今、一体何が起こっているのか?よくわからないですよね。

何が原因で戦争に至っているのか?

子供でもわかるように簡単にまとめてみました。





ロシアとウクライナはなぜ対立(ケンカ)してる?

最近毎日のように、ロシアとウクライナの問題がニュースで取り上げられていますよね!

 

”ロシアがウクライナの軍事侵攻に踏み込んだ=戦争になっている”

という図は誰にでもわかると思いますが、なぜそんな事になってしまったの?

と「原因」や「背景」についてはなかなか理解が難しいところです。

 

子供目線でみたら、

「なんでロシアとウクライナはケンカしてるの?」という感じだと思います。

 

なので、なぜロシアとウクライナが仲違いしているのか?

簡単に紐解いていきたいと思います!

ロシアとウクライナの関係性

ロシアとウクライナはもともと、

ソ連(正式名「ソビエト社会主義共和国連邦」)

という1つの国でした。

 

 

日本の国土と比べると、むっちゃくちゃドデカイ国ですよね!!

それもそのはず!

ソ連の国の面積は地球の陸全体の1/6を占めていました

ソビエト連邦の「連邦」って何?

連邦とは、2つ以上の国(州)が1つの主権の下に結合して形成する国家形態

 

つまり、小さな国や都市、自治体などが集まってできている国ということです。

 

ソビエト連邦は「15」の構成国によって成り立っていて、世界最大の多民族国家でした。

なのでロシアとウクライナはもともとは同じ国の仲間」だったというわけです。

 

ソ連崩壊の経緯

もともと同じソビエト連邦という国の仲間であったロシアとウクライナ。

でも今は別々の国になっています。

 

なぜ別々の国になったのかというと・・・

ソ連崩壊、つまり国がなくなってしまったからです。

 

ではなぜソビエト連邦という国はなくなってしまったのでしょうか?

 

ソ連は1922年から1991年まで存在した国です。

ソ連という国は、

  • 人口は3億人弱
  • 世界一広大な領土
  • 世界一の核兵器数を保有

 

『超大国』と言われていました。

なぜそんな超大国が消滅してしまったのか・・・

 

話は第二次世界大戦後の世界(今から約70年以上前の話)に遡ります。

 

その頃世界の勢力図は、米国陣営とソ連陣営に分かれていました。

2大超大国

アメリカ vs ソビエト連邦

となっていたわけです。

 

なぜここの両国が対立していたかというと・・・

考え方の違いということがあります。

 

どんな考え方かというと、

  • アメリカは資本主義国家
  • ソ連は 社会主義国家

という部分です。

社会主義と資本主義の違いとは・・・

簡単に説明すると、

社会主義国家資本・財産は国が管理し、国民に均等に分配する

資本主義国家は資本・財産は個人や企業が管理する

つまり、

「金持ちも貧乏人もなくみんな同じく平等に暮らそうね~」

というソ連の考え方と、

「頑張ったら頑張った分だけ報酬がもらえるから個々で競争し合いながら頑張ろうね~」

というアメリカの考え方には大きな”価値観の違い”があり、なかなか相容れない部分があったわけです。

 

でもソ連とアメリカ、それぞれの国の考え方に賛成する国があり、世界情勢は、

ソ連率いる社会主義諸国 VS 米国率いる資本主義諸国

という対立構造ができていました。

 

そして、

直接戦わないけれど、経済・外交・情報などを手段として行う

いわゆる、冷戦冷たい戦争)状態になっていきました。

 

簡単に言うと世界は、

ソ連チームとアメリカチームが世界のトップ争いで睨み合ってる

殴り合いのケンカはしないけどかなり険悪

といった感じです。

 

NATO(ナトー)とWPO(ワルシャワ条約機構)

 

ソ連は社会共産主義チームが東ヨーロッパに集まっていたことから「東側

アメリカは資本主義チームが西ヨーロッパに集まっていたことから「西側

に影響力を強めていきました。

ヨーロッパでの東西対立の境界線は「鉄のカーテン」と言われ、緊張状態が逼迫していました。

 

そんな中、ソ連チーム率いる共産・社会主義陣営が更にアジア圏にも勢力を強めていきました。

それに脅威を感じた資本主義チームは、

と誕生したのがNATO(ナトー)です。

 

日本語では『北大西洋条約機構』

北大西洋同盟と呼ばれることもあります。

NATOとは(どんな組織?設立の経緯)

 

1949年4月に誕生したソ連に対抗するために生まれた軍事同盟

第二次世界大戦が終わりを迎えた後、ソビエト連邦との対立(冷戦)が深まっていき、アメリカ・イギリスを中心に誕生しました。

 

※母体は「ブリュッセル条約」
5カ国(イギリス、フランス、ベルギー、オランダ、ルクセンブルク)で締結。
その後、アメリカやカナダなど12カ国が参加。

現在の加盟国は30か国。
日本はNATOのグローバル・パートナー国として名を連ねています。

 

主に集団防衛・危機管理・協調的安全保障の三つを中核的任務としており、加盟国の領土及び国民を防衛することが最大の責務とされている組織(同盟)

加盟国が外部からの攻撃に対して相互防衛に合意し、集団防衛のシステムを構成しています。

 

簡単に説明すると、

という強いチームができあがりました!

そしてリーダーはもちろんアメリカです!

 

 

アメリカ率いる西側のNATOという巨大なチーム誕生にソ連側も黙ってはいませんでした。

ソ連率いる東側も負けずと対抗心を燃やし、1955年に

WPO(ワルシャワ条約機構)を結成しました。





ソ連の経済破綻

 

アメリカとソ連はにらみ合いを続け、互いに軍事力を強化していきます。

 

アメリカとソ連の間では核開発競争が盛んになり、核ミサイルをアメリカはトルコに、ソ連はキューバに設置し、その照準を互いの国に向けました(※キューバ危機

 

アメリカが原子力空母やミサイルなどを作ると、ソ連も同じ武器を持たないと抑止力が働かなくなる(負けてしまう)と考え、予算を軍事費にどんどんつぎ込んでいきました。

 

ここでちょっとおさらい!


社会主義国家は資本・財産は国が管理し、国民に均等に分配するでしたよね!

 

つまり、国民に使われる予算が削られ国民はどんどん貧しくなっていき不満が募っていきました

 

しかもそんな中、ソ連にとって最悪の事態が起こりました。

ソ連の主力産業の鉱業(石炭や石油、貴金属など)であった、石油価格が大暴落してしまいます。

 

このため外貨(外国から入ってくるお金)が得られなくなり、物を輸入することができなってしまいました。

 

お店からは食料品や日用品が消え、
物価はどんどん上がっていき、

結果、1991年、ソ連という国は経済が破綻してしまい崩壊してしまいました。

 

ソ連崩壊のもう1つの話

経済的に苦しくなってきたソ連の内部では、

バルト三国(リトアニア・ラトビア・エストニア)が、

と離脱を画策していました。

 

そこで強大な権限を付与した「大統領」のポストを新設し、ゴルバチョフさんが「ソ連大統領」となって、連邦諸国への締め付けを行おうとした矢先・・・

クーデターが起こり、軟禁されてしまいます。

このクーデターは失敗に終わり、ゴルバチョフさんは解放されるのですが、当然のごとく彼の権威は地の底まで失墜し、バルト三国はソ連から離脱を果たしてしまいます。

 

ただ話はこれだけで終わらなく、この流れを見ていた「ロシア」「ベラルーシ」「ウクライナ」の3国は密談を行い、

という合意に達し、残ったソ連構成国と一緒に新しい共同体

「CIS」(独立国家共同体)

を作りました。

 

その結果、バルト三国を含む15の国が独立し、歴史的な「ソ連崩壊」の瞬間となりました。

 

元仲間がNATOに加入(東方拡大)

1991年にソ連が崩壊し、今のロシアができました。

WPO(ワルシャワ条約機構)はソ連がなくなった時点で解散となりましたが、かつてロシアとWPO加盟国であった「ポーランド」「ハンガリー」「チェコ」などが次々とNATOに加盟していきます。

更に2004年には、同じソ連であったバルト三国(リトアニア・ラトビア・エストニア)もNATOに加盟・・・

 

ロシアと仲間だった国たちがどんどんロシアと距離を取りはじめました

 

『かつての仲間が敵になる。。。』

NATOが東にどんどん拡大してきている事はロシアにとってはとても脅威なわけです。

 

兄弟国ウクライナもNATOに入りたい!

そんな中、ソ連時代同じ仲間であり、プーチン大統領が兄弟国家と呼んでいるウクライナがNATO加盟を強く表明しました。

これにはロシア側が猛反発!

 

もしもウクライナまでNATOに加盟してしまったら・・・

NATOの国境がロシアの首都「モスクワ」のすぐそばまで来てしまいます。

これは何としてでも避けたいロシアは、

と、反撃しているわけです。

ヨーロッパとロシアの間には中立の立場(よりはロシア側に近い仲間)のウクライナという「緩衝地帯」がないとめちゃくちゃ困るのです。

 

ウクライナはなぜロシアから離れようとしてる?

ロシアとはもともと同じ国で兄弟のように思われているウクライナですが、なぜロシアとここまで対立しているのでしょうか?

実はこの紛争は2014年から続いていて、この時ロシアがウクライナの南部にあるクルミア半島に侵攻してあっという間にウクライナから分離させてロシアの一部にしてしまいました。

そして更にこの時、ウクライナの東部にあるロシア系住民が多いドネツク州とルガンスク州(ドンバス地域)も実効支配してしまいました。

これにウクライナ政府が反発して内戦状態に入っていきました。

 

「これはいけない・・・」と見た関係各国は内戦をやめさせようと集まり、

第2次ミンスク合意が結ばれました。

 

内容はさっくり言うと、

  • 戦いをやめましょう!
  • 憲法改正してドネツク州とルガンスク州に特別な自治権を与えましょう!

というものでした。

 

つまり、戦争をやめるからドネツク州とルガンスク州はウクライナ政府が関与できないようにしてとロシア側が提案してきたのです。

ウクライナの中にある地域なのにウクライナが手出しできない、新ロシア派とロシアが影響力を駆使できる地域を作るなんてそりゃ~ウクライナが怒るワケですよ。

 

だからウクライナはロシアから離れてNATOに入りたいと言い出したんですね!

 

ロシアの主張

今回のロシアとウクライナの戦争について、ロシア側の主張としては、

  • ウクライナがNATOに加盟しないこと
  • 第2次ミンスク合意の履行

が挙げられています。

 

実はソ連が崩壊し、ウクライナが独立する際に、

と条件が出されていました。

 

またクルミア半島侵攻後に約束された第2次ミンスク合意に関してウクライナ側は、

「あれは軍事的に脅されて無理矢理決められた事だから!」

と反発してまだ実行していません。

 

つまりロシア側からすると、

と、メラメラ怒っているわけです。

 

ま、兄弟と思っているのはロシアだけであって、ウクライナにしたらロシアはもう敵であり、早くNATOに加盟して、

という感じなんでしょうね・・・





子供でもわかるようわかりやすく簡単に解説!

 

ここまで長くロシアとウクライナの対立についてまとめてきましたが、小さな子供でもわかるように更にわかりやすくざっくり解説すると!

 

15人のチームで仲良くやっていたけど、国がなくなっちゃったからそれぞれに新しい国を作って仲良くしていたんだけど・・・

ロシアくんの考え方についていけなくなった仲間達が別のチームにどんどん移っていってしまった。

兄:ロシアくんの弟であるウクライナくんも、

「僕もあっちのチームに入りた~い!」

と言い出したから、ロシアくんは怒って殴りかかってしまった・・・

とそんな感じでしょうか(-_-;)

みんな仲良くできたらいいのにね・・・





まとめ・・・

ロシアとウクライナの戦争には色々な歴史背景がありました。

なかなか難しい問題ですが、戦争によって多くの尊い命が奪われないことを祈るばかりです。

早く平和的解決の糸口がみつかりますように・・・

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