神社やお寺でおみくじを引きに行くタイミングって一体どんなときでしょう??
1年の始まりのお正月
就職内定・合格祈願
健康祈願
人生にまよったら・・・
失恋したら・・・・
金運アップ
などなど、それぞれに色々な思いや願いがあって、神社やお寺を参拝しておみくじを引きますよね。身近なおみくじですが、引くのは年に1回~3回くらいの方が多いのでは???
頻繁に行く機会のないところなので、
「あれ??参拝の作法がわからない or わすれた」
「こんな時はどうしたらいいんだろう?」
などと、戸惑う事・悩む事があると思います。
なので、今回はおみくじの魅力と疑問を徹底解剖していきたいと思います(*^^*)
目次
『神社のおみくじ』と『お寺のおみくじ』
実は、おみくじって神さまか仏さまによって違っているんです!
ちょっとおさらいすると、
神さまをおまつりしているのが、【 神 社 】
仏さまをおまつりしているのが、【 お 寺 】
に、なります。
なので、
神社で引くおみくじは「神籤(みくじ)」、
お寺で引くのおみくじは「仏籤(みくじ)」
なんです。
ここでちょっとビックリなんですが、おみくじってこの2種類だけではなく、神仏のお告げがどのように書かれているかは大きく3つに分かれます。
和歌によるおみくじ
和歌のおみくじは主に神社で用いられています。一番上に和歌が書いてあるオーソドックスなおみくじです。神さまは和歌で心を伝えると考えられてきました。
漢詩によるおみくじ
漢詩のおみくじは主にお寺で用いられています。仏教は、インドから中国、そして日本へと伝わってきました。お経は漢文でしたので、仏さまのお告げは漢詩で伝えています。
それ以外のおみくじ
古典の名言やことわざを示したものや、水につけると文字が浮かび上がる「水占」など、さまさまな形式のあります。その多くは現代になってから新たに作られたおみくじです。
おみくじを引く前には必ず参拝しよう!
参拝の作法ってどうやるんだったかしら・・・・(;´Д`)と、悩む方がとても多いと思います。なのでここでは、神社参拝バージョンとお寺参拝バージョンをご紹介していきます。
神社の参拝の作法
【手水舎で心身を清める】
①右手で柄杓をとって水を汲み、それを左手にかけて洗い清めます。次に左手に柄杓を持って、右手を洗い清めます。
②右手に柄杓を持ち替えて、左の掌に少量の水を受け、それを口に含みます。
③口に含んだ水を静かに出し、柄杓に残した水で左手を洗い清めます。
④柄杓を垂直に持ち、水をすべて流して柄杓の柄を洗い清めます。
【拝殿似お賽銭を納めます】
鈴があれば鳴らします。
【二拝二拍手一拝】
二拝 ~ ゆっくり頭を下げて神さまを拝みます(二回)
二拍手 ~ 胸の高さで手を合わせて、二回打ちます。
その後、両手を合わせて祈ります。
一拝 ~ 最後にもう一度深いお辞儀をします。
「二拝二拍手一拝」は神社参拝の基本形です。
ただ、神社によっては「二拝四拍手一拝」の作法をする所もあります。
拝殿のそばに参拝のやり方の案内板があったりしますので、参拝前に確認してみてください。
お寺の参拝の作法
【手水舎で心身を清める】
手水舎があれば心身を清めます。
方法は神社と同じです。
【本堂前に進む】
香炉があればろうそくと線香をあげます。
【賽銭箱前】
一礼してお賽銭を納めます。
本尊に向かい、静かに合掌します。
そして、一礼します。
お寺の参拝の基本は合掌、つまり掌を合わせて祈ることです。神社とは作法が違うので拍手はしないでくださいね。
神社もお寺も、きちんと参拝が終われば
いよいよおみくじの出番です(*˘︶˘*).。.:*♡
おみくじの素朴な疑問
ここでは、おみくじにまつわる素朴な疑問を解消していきたいと思います。
【吉凶の順番】
大吉から大凶まであるおみくじですが、吉と小吉ってどっちが良いの?って微妙に迷いますよね^^;
おみくじの吉凶には色々な種類があります。
吉凶が7つあるもの
大吉 吉 中吉 小吉 末吉 凶 大凶
吉凶が9つあるもの
大吉 吉 中吉 小吉 半吉 末吉 末小吉 凶 大凶
その他にも、大吉の上の「大大吉」がある神社や、吉か凶が判断できない「末分」、良くも悪くもなく平穏「平」というランクもあったりします(笑)
また明治神宮や出雲大社は、吉凶を記さない神社もあるそうです。
【凶や大凶を引いてしまったら引き直しても良い?】
お賽銭を納めて、お願い事をした直後に、悪いおみくじを引いてしまったらとても嫌な気分になりますし、落ち込みますよね^^;
基本的には引き直してはいけないというルールはありません。
が、おみくじは今のあなたに向けた神さま・仏さまからのアドバイスです。
真摯に受けめて、どんなお告げだったのかをちゃんと知る事が大切です。現状をしっかり把握し、今後どう良くしていくかをじっくり考えなさいという神さま・仏さまのメッセージだと考えると良いかもしれませんね。
実際、妹が引いた凶のおみくじを見せてもらったことがあるのですが、意外に前向きなアドバイスが書かれてましたよ(*^^*)
どうしても気になる人は、お祓いや祈祷を受けて、清めるのもいいと思います。
【引いたおみくじはどうすればいいの?】
一般的には結んで帰る方が多いですよね。ただ、たくさんのおみくじを木に結んでしまうと、枝や葉、芽を痛めてしまい、成長の妨げになってしまします。
なので、境内に結ぶ場所が設けられているのでそこで結んでください。
あとは持って帰る!!です。
「え?!持って帰ってもいいの??」
と、ビックリする方もいると思いますが、
良いんです!!(*^^*)
実は以前、テレビでやっていたのですが、奈良の東大寺二階堂のおみくじに、
此のみくじは保存して下さい。もし御不要なれば堂の裏にお納めなさると祈念して焼きます。木に枝、道のほとりのものに括ると、結ばれて永く思ひごとが叶ひません。
と書かれている事を知りました。
おみくじを何かにくくりつけると、そこに思いや願いが結ばれて叶わないのか・・・
だからか!!!(笑)と、納得をしてしまい、それからは持ち帰ってたまに神さまのアドバイスを読み返しています。
願いが叶えられた時はそのまま捨てず、神社やお寺に行って、神(仏)さまにお礼をしてからお焚き上げで焼いていただきましょう。
おわりに・・・・
いかがだったでしょうか?
意外に知らなかった事もあったのではないでしょうか?
おみくじの吉凶は神(仏)さまのアドバイス!
活かすも殺すも自分次第なので、上手く活用してくださいね!
あと、困った時の神頼みだけだと、とても失礼です。
願いが叶えられた時は是非お礼をして、新たな願掛けをしてみて下さい。
お礼に行ったら、「いい心がけじゃ~」と、良いことが増えるかもしれませんよw