特別給付金の2回目があるという話題が世間を騒がせています。情報が混乱していて、
「給付金2回目があるのか?」「5万円もらえるのか?それとも15万円もらえるのか?」「もらえるならいつ頃なのか?
と、疑問だらけですよね。
現状がどうなっているのか、簡単にまとめました。
目次
給付金2回目はあるのか?5万・15万どっち?
ここ数日、「給付金」に関する話題が凄いですね。
ツイッターでは「給付金15万円」がトレンドになっています。
この話題が持ち上がった背景には、緊急経済対策として自民党の有志グループが菅首相に対して「国民への現金追加支給を求める要望書」を提出したことによって話題となりました。
菅首相に要望書 定額給付金の追加支給 https://t.co/gPH87ewpZf
— FNNプライムオンライン (@FNN_News) October 14, 2020
このニュースを見て、
「おっ!!給付金の2回目があるの?!」
と喜んでいる方も多いと思いますが、金額が5万だったり15万だったりと情報がごった返しになっていてどれが本当の情報なのか混乱しています。
yahoo知恵袋にも質問が上がり、ありえない閲覧数になっている所をみると混乱している人が多い状況が伺えます。
なので1つ1つ、疑問を解決していきたいと思います。
給付金はもらえるの???
上の要望書の①をみていただくと、
「国民一人あたり5万円の定額給付金を追加支給」とあります。
これを見ると、「あー5万はもらえるんだ・・・」
と思ってしまうかもしれませんが、現時点ではまだ確定ではありません!
あくまでもこれは「要望書」なので、その様にしたいです!と言ってるだけです。
つまり、①の要望が通れば5万円が給付されるということです。
もらえる(としたら)額は5万・15万どっち?
そもそも15万円という金額はどこから出てきたのでしょうか?
上の要望書には5万円の記述はありますが、残りの10万円についてはどこにも語られていません。
要望書の②の部分には具体的な数字はありませんし、あくまでも「定額給付金の支給の継続」となっているだけなのです。
これに関しては、要望書を提出した議員の1人である細野豪志さんのツイートが原因のようです。
我々が提案した定額給付金の5万円が話題になっている。正確には5万円は二次補正の予備費からの給付、三次補正も合わせると15万円の給付を提案した。総理は三次補正に前向きだったが、定額給付金への直接的な言及はなかった。積極的だったのは金融政策の加速化。必要なのは財政金融政策の総動員だ。 https://t.co/UCRuJJwCnz
— 細野豪志 Goshi Hosono (@hosono_54) October 14, 2020
正確には5万円は二次補正の予備費からの給付、
三次補正も合わせると15万円の給付を提案した。
あくまでも提案という話なのですが、「合わせると15万円」というワードが入っているため、パッと見でもらえると勘違いしてしまった方が多いようです。
また、長島昭久さんのツイートでも、
先程、官邸に菅【すが】義偉総理を訪ね、「経世済民」政策研究会の仲間と真水で約40兆円規模の第三次補正予算を含む緊急経済対策についての提言書を手渡してまいりました。顧問の田中秀臣先生にもご同行いただき、短時間でしたが有意義な意見交換ができました。余談ですが、総理は覇気が漲ってました。 pic.twitter.com/rDesSLGyFV
— 長島昭久 Akihisa NAGASHIMA, MP (@nagashima21) October 14, 2020
40兆円の第三次補正予算を要望している
とツイートしたことにより、前回の「10万円の定額給付金」の予算(約12兆8,000億円)よりも数字が上回っている事から、第三次補正予算にて、再度10万円くらいの特別定額給付金が配られる可能性があるのではないかとみられたようです。
ここまでの流れをまとめると・・・
① 第二次補正予算として設定された予備費は10兆円
↓
② 現在、7.8兆円残っているので・・・
・この予算は使い切りましょう!!
・ならば、国民に特別定額給付金として5万円を!
という自民党の有志グループの要望。
↓
③ 追加して、さらに40兆円の第三次補正予算を提言。
定期給付に支給の継続を要望。
というが現在の状況です。
15万円がもらえるようだと盛り上がっているだけに、
「まだ何にも決まってないんかーーーーい!!」
とツッコミを入れたくなりますね!
ちょっとガッカリです・・・
ただし!!! 今後、この要望が通った時は!!
① 第二次補正予算案で5万円の追加支援案が可決(した場合)
5万円給付
② 第三次補正予算案で定期給付に支給の継続が可決(した場合)
・給付金(10万円くらい) or これを超える金額
・長期に渡る定期給付
のどちらか!!
になります。
現時点では、国民一律一人あたり5万円の給付は可能性が高いと思います。
ただ、第三次補正予算案の上乗せ給付の部分がいまいち微妙で、
「定期給付に支給の継続」というこのニュアンスが、果たして、
「前回の10万円に引き続き、もう一度、10万円くらい給付しますよ!」
なのか、
「定期的に一定金額を継続して給付しますよ!」
なのか、どっちなのだろう?と判断に迷うところです。
定期的に継続して給付してくれるのなら、ベーシックインカムが実現??ということなのでしょうか?
もしもそうならメチャクチャ嬉しいですよね!!
しかし、どちらも可決しなければ1円ももらえませんけどね・・・
給付金がもらえるのはいつ頃になる?
給付金15万円というワードが先走りしているので、ここでまず知って欲しいのは、もしも給付が確定した場合、おそらく2回に分けての給付になる可能性が高いということです。
給付5万円に関しては、二次補正の予備費からなのでもうすでに決まってる予算から出されます。
なので、早く給付案が可決されれば年内に開始されるかもしれません。
しかし、第三次補正予算案は、2021年の1月の国会に提出され、審議がされる予定です。
そこから、成立 ⇒ 給付開始 ⇒ 手続き ⇒ 振り込みとなると、前回の10万円給付のパターンから考えると結構時間がかかりそうです。
前回(令和2年度第1次補正予算)の場合
・閣議決定から予算の成立まで約10日
(4月20日に概算の変更の閣議決定を行い、4月30日に成立)
・特別定額給付金のオンライン受付が最短で5月1日から
・申請書が郵送で届くのが予算成立後から1ヶ月以上
・受付をして、給付金の入金までさらに1ヶ月以上
各自治体によって、早い所もありましたが、だいたい3ヶ月位かかった所が多かったように思います。
ただ、すでに一度やりきっているのでもう少し早くなる可能性もあります。
その事を踏まえると、2ヶ月程度はかかるのではないかと思われます。
なので来春くらいくらいだと予想します。
給付のあり方として逆もあり得る???
2回に分けて給付される可能性が高いと話しましたが、別のパターンも考えられます。
第二次補正予算での5万円給付が決まり、第三次補正予算案が早急に可決した場合、一緒に給付というパターンもあります。
何かと手続きが面倒ですし、対応する人たちの負担も減るので一度に済まそうとするかもしれません。
そうなると、給付金がもらえるのは来年になるかもしれませんね
どっちにしろ、もらえるのであればとても助かりますね!
できれば早く欲しいと思っている人は多そうです。
これから寒くなりますし年末も近づいてきていますので、なにかと物入りになります。
早めに決めてくれることをお願いしたいですね。
まとめ・・・
特別給付金の2回目についてまとめました。
もらえたらとても助かりますし、嬉しいですがその後、消費税が増税されないか・・・という心配もあります。
なので一時的なパフォーマンスではなく、先を見据えた政策をしっかり考えてほしいと思います。