冬は寒くて気温が低い上に、洋服が厚手になるので、
「洗濯物がなかなか乾かない!」
「生乾きで嫌な臭いがする!!」
と、夏の時期にはあまり感じなかったイライラした悩みが増えますよね。
「さっさと乾いてくれれば、こんなストレスは感じる事はないのに・・・・」
とそう感じている方に冬の洗濯物を早く乾かす4つのポイントをお伝えしたいと思います。
また、万が一嫌な臭いがしてきた時の対処法もまとめました。
目次
冬の洗濯物を早く乾かす4つのポイント!
洗濯物が早く乾く条件には4つのポイントがあります。
「表面積」「温度」「湿度」「風」
この4つのポイントが揃えば揃うほど、洗濯物が早く乾きます。
逆に、洗濯物がなかなか乾かないという時は、この4つのポイントのどれかが欠けているということなります。
なのでどのポイントが足りないのかを見極めて、補っていきましょう。
表面積を広げてあげる
生地が厚いモノや襟や袖、ポケットなどの生地が重なった部分はなかなか乾きづらいです。
なので、できるだけ表面積を広げて風通しを良くしてあげないといけません。
トレーナーやパーカー
フードの部分と脇の部分が乾きにくいので、風が通りやすくなるように本体は太めのハンガーに掛けてなるべく中を空洞にしましょう。
フード部分と袖部分は細いハンガーを2本使い、それぞれが本体と触れないように干しましょう。
ブラウスやシャツ
襟まわりが乾きづらいので、立てて干しましょう。
ボタンはしない方が早く乾きます。
落ちてしまうのが気になる場合は一箇所だけボタンをしてください。
パンツとスカート
裏返して筒状に吊るすと早く乾きます。
ジーパンの場合は、裏返すとポケット部分が乾きづらくなるので、裏返さずポケット部分を出して干すといいです。
温度管理(温度と気温)
夏場は午前9時から午後3時が洗濯物を干すベストタイムですが、冬場はできるだけ、
気温の高い午前10時から午後2時くらいの間に干しましょう。
晴れていても最高気温が10℃を下回る日は、外に干すより室内の方が早く乾きます。
湿気をコントロールする
洗濯物の水分を含んだ湿った空気が充満しているとなかなか乾きづらいです。
室内干しや浴室干しなら換気扇を回したり、除湿機やエアコンの除湿機能を上手く活用しましょう。
風を当てて空気を循環させる
扇風機などで人工的に風を送ることで乾燥時間がかなり短縮します。
水分がたまりやすい洗濯物の下の方に風を送りましょう。
扇風機の首振り運転で空気を循環させると更に乾きやすくなります。
洗濯物が早く乾くポイントを実行したら、洗濯物の干し方も工夫してみてください。
コツは、できるだけ布同士が触れ合わないようにすることです。
ハンガー干しをする時は、厚手のモノと薄手のモノを交互に掛けたり、ピンチハンガー干しする時は、丈の長いモノと丈の短いモノを交互に干したりと、
この少しの工夫で洗濯物の乾きやすさがグーンと変わります!
生乾きの嫌な臭いを取る方法
洗濯物を早く乾かすポイントやコツを実行したとしても、住宅環境やライフスタイルによってなかなかうまくいかず、生乾きの嫌な臭いが発生してしまうこともあります。
そんな時の対処法を2つ紹介します。
その前に「そもそもこの嫌な臭いの原因はなに?」って疑問に思いませんか?
生乾きの臭いの原因は「モラクセラ菌」という微生物です!
もっと正確に言うと菌が出すフンの臭いなんだそうです。
生乾きの洗濯物に、モラクセラ菌が繁殖してフンを大量に出していると思うと恐ろしいですし、尚更イヤですよね。
なのでしっかり対処をしていきましょう!
お湯で洗って、洗濯をしながら除菌
嫌な臭いが発生してしまった時は、菌を除去しないと洗濯だけしても臭いは落ちません。
モラクセラ菌は熱湯をかけるとほぼ死滅してしまいますが、それをしてしまうと衣類をダメにしてしまいます。
なのでその場合は、
40℃くらいのお湯に粉末洗剤と同量の酸素系漂白剤を溶かし、20分ほどつけ置きします。
臭いが取れていない場合は、50℃~60℃くらいまで湯温を上げてみてください。
あとは、つけ置きした洗剤液ごと洗濯機にかけて洗えばOKです。
生乾きにはアイロンがけ
熱に弱い菌の特性を利用して、アイロンで殺菌してしまいましょう。
生乾きの洗濯物にアイロンをかけると、早く乾いて殺菌ができるだけではなく、嫌な臭いを抑えたり消したりすることができます。
まさに一石二鳥ですよね♪
赤ちゃんの衣類はこの方法で殺菌すると洗剤を使うより安心です。
まとめ・・・
冬の洗濯物を早く乾かす4つのポイントと嫌な臭いがしてきた時の対処法をまとめました。
洗濯物は早く乾かすことで、嫌な臭いがつくのを防ぐことができます。
是非、冬場の洗濯ライフを楽しみながら工夫してみてくださいね。