この記事では、
・降水量1mmの雨・雪ってどれくらい?動画まとめ
・スポーツやイベントなど、シーン別影響目安12選
についてお伝えします。
目次
降水量1mmの雨・雪ってどれくらい?動画まとめ
外出前に天気予報をチェックする方は多いと思います。
その際、「降水量1mm」と言われても、
- どれくらいの降りの雨なの?
- 傘やレインコートなど雨具の準備は必要?
- 着るものはどうしたらいい?
- イベントやレジャーはどうなる?
と、色々悩んでしまいますよね。
体感的にどのように感じるのかいまいちピンとこないからこそ、迷ったり悩んでしまうと思います。
天気予報でよく聞く、
「降水量1mm」の定義
どれくらい降るのか?
を具体的に分かりやすく解説していきます。
「降水量」= 雨の降る量ではない
降水量って聞くと、
と思われがちですが、実は、
大気中から地表に降ってきた全ての水分
- 雨(あめ)
- 雪(ゆき)
- 霰(あられ)
- 雹(ひょう)
を表します。
雪が降っても降水量と表示されるのに違和感がありましたが納得ですね!
因みに、
雨だけを示す時は → 降雨量
雪だけを示す時は → 降雪量
と言います。
「降水量1mm」の定義とは?
降水量1mmとは、
降った雨がどこにも流れずに溜まったときの水の深さが1〜1.9mm
の場合を指します。
天気予報では主に1時間単位で観測することが一般的なので、簡単に説明すると、
1時間で水の入っていないバケツに1ミリだけ雨がたまる
というイメージでいいと思います。
ただイメージだけだと、
と認識されてしまうかもしれませんが、
ここにはちょっとした落とし穴があります。
降水量1mmは、
1.0mm~1.9mmまでと幅が広く、
2mm近く降った1.9mmの雨でも降水量1mmになります。
これは小数点以下は切り捨てされるからです。
雨が降ってても降水量1mmに満たないと0mmなの納得いかない・・・
降水量1mmは弱い雨であっても、
- 降水量1.0mm → 傘をさす・ささない人半々
- 降水量1.9mm → 傘が必要になってくる
くらい差がありますので注意が必要です。
降水量1mmはどれくらいの雨?【動画】
降水量1mmとは、どれくらいの体感なのでしょうか?
降水量別に雨の強さをまとめてみました。
降水量/h | 予報用語 | イメージ | 状況 |
---|---|---|---|
0.5mm | – | ポツポツ | 地面が湿る程度 |
1mm | – | シトシト | 傘をさそうか迷う |
2mm | – | シトシト | 傘が必要 |
5mm | – | 本降り | 道路に水たまり |
10mm~ | やや強い雨 | 本降り | 傘をさしていても 足元が濡れる |
20mm~ | 強い雨 | ザーザー | 傘をさしていても 濡れる |
30mm | 激しい雨 | どしゃ降り | 道路が川のように なる |
40mm | 激しい雨 | バケツの水をひっくりかえしたような | 傘が役に立たない、無駄 |
50mm | 非常に激しい雨 | ゴーゴー | 圧迫感で 外に出られない |
80mm | 猛烈な雨 | 猛烈豪雨 | 災害レベル |
100mm | 恐ろしい | 危険 |
「降水量1mm」と言われてもピンとこなくても、
雨のイメージと状況がわかるとなんとなく想像はつきますね。
では、実際の雨模様の動画をみてみましょう。
(降水量1mmは実際には1〜1.9mmを指すため、ここでは1mmと2mmの動画で比較)
■降水量1mm
雨の音はするけど、目視では確認できません。
シトシト降っているので、短時間の移動なら傘は必要ないですが、しばらく外にいる場合は確実に濡れてしまいます。
ヘアスタイルや洋服を気にする方ならば傘は必要ですね。
■降水量2mm
目視でも雨が確認できるので、傘が必要になります。
同じ降水量1mmでもここまで違いがあります。
つまり、同じ降水量1mmであっても、
傘が必要になる2mmに近い雨が降る可能性もある
ということです。
降水量1mm予報の場合、
お出かけの際は折りたたみ傘を準備することをおススメします。
降水量1mmの雪ってどれくらい?
雪の場合、降水量を観測する方法は、
雨量計についているヒーターで降った雪を溶かしてから降水量を測定しています。
雪は降った量を「降雪量」「降水量」の両方で表現します。
「降雪量」は降った雪の深さ。
「降水量」は降った雪の水の量。
※雪の質は様々なので、
積雪の深さから降水量を計算して求めるのはとても難しい。
雪に含まれる水分の量にもよりますが一般的に
降水量1mmを積雪に換算すると約1cm
というのが目安とされています。
動画を見てみると、さらっと積もっているといった感じです。
ただここで1つ注意点として、
気温が変わると降る量は同じでも積もる量に幅がある
という現象が起きます。
気温0℃ | 降水量1mm | 積雪1cm |
気温0℃以上 | 降水量1mm | 積雪1cm未満 |
気温0℃以下 | 降水量1mm | 積雪1cm以上 |
気温が低いと雪が解けづらいのでどんどん積もっていくということですね。
因みに、「積雪量」は観測地点に積もった雪の厚さをレーザーで測定しているそうです。
雪が多い地域では降水量より積雪量を参考にするといいですね。
降水量1mmの雨:ゴルフ・ディズニー・釣りなど
シーン別影響まとめ
お出かけしたいけど大丈夫?
お出かけの予定を立てた日に微妙な雨予報が出てしまうと、悩みどころですよね。
降水量1mmによる影響をシーン別でご紹介します。
降水量 1mmの雨:ゴルフ
降水量1mmの雨ならゴルフは十分楽しめます!
1mmの雨だと傘やカッパは必要ないですが、
2mmになると傘をさしながらプレーできます。
ボールの回転には多少影響があるようですが、プレーには大きな影響はなさそうです。
ゴルフのプレーに影響が出るのは、
視界や足元が悪くなる降水量3〜4mm
と言われています。
降水量 1mmの雨:ディズニー
ディズニーランドは降水量1mmでも楽しめます。
基本的には、傘をさしたりレインコートを着用すれば通常通りです。
多少雨の影響で屋外のアトラクションやワゴンサービスは休止になる事もありますが、夢の国ディズニーは雨の日だからこそ楽しめる仕掛けがたくさんあります。
ディズニー夜のパレードはエレクトリカルパレードですが、
雨が降ると雨の日限定のミニパレード「ナイトフォール・グロウ」に切り替わります。
他にも、
デジタル・フォトエキスプレスでは雨の日限定のフォトフレームが追加されたり、
東京ディズニーランドの「ジャングルカーニバル」
東京ディズニシーの「アブーズ・バザール」
では雨の日限定の景品が登場したりします。
また、雨の日は来場者が比較的少なく、アトラクションの待ち時間を短縮できます。
とは言え、長時間雨の中で遊ぶと考えると、雨対策はしっかりした方が良さそうですね。
降水量 1mmの雨:自転車・サイクリング
降水量1mmでは、短時間なら雨具なしで自転車の運転は可能です。
ただサイクリングの場合、10分以上運転するとかなり体や服が濡れるため、レインコートを使用しましょう。
自転車に乗りながら傘を持つ行為は、片手運転で視界も悪く危険になるだけではなく、
道路交通法違反で5万円以下の罰則になります。
自転車に傘を固定して使う傘スタンドは両手が使えますが、
各都道府県で使用禁止にしているところも多いです。
雨の日の自転車ではレインコート着用が無難です。
降水量 1mmの雨:釣り
降水量1mmでの釣りは、問題なく楽しめます。
ただ注意点としては、
- じっとしていると雨で身体が冷えるので防寒対策をする
- 道具・えさが濡れてしまうので防水対策をする
- 岩場や水辺で足元が滑りやすいのでゆっくり歩く
など、気をつけていただけたらいいと思います。
降水量 1mmの雨:キャンプ
降水量1mmでのキャンプは、多少大変になりますが楽しめます。
テントの設営や撤収では傘は邪魔になるので、なるべく防水加工のレインコートを着用した方がよさそうです。
濡れた道具類は撤収する時大変な作業なので、水気をふき取るタオルと大きいビニール袋をたくさん準備しておくと重宝します。
また普通のキャンプ場であれば問題はないですが、
雨が降っている時、川沿いでのテント設営はNGです!
降水量 1mmの雨:野球
降水量1mmでは、野球はグラウンドコンディション次第で決行します。
多少の雨なら地面に吸収されるので、特に問題ないです。
ただ降水量1mmでも長時間雨が降り続いている時は、
試合中足元がぬかるんだり水溜りができたりするので中止になる可能性があります。
プロ野球では、グラウンドコンディションが悪くなければ降水量2mm以下では決行し、降水量5mmを目安に中止の判断が出ます。
野球観戦をする場合は、
傘だと周囲に迷惑がかかるのでレインコートを着用してください。
降水量 1mmの雨:運動会
降水量1mmでの運動会は、
降りはじめやグラウンドコンディションが悪くなければ開催するところが多いです。
ただ、前日から雨が降り続いていたり、
当日も雨が降り続く予報なら中止の可能性が高いです。
運動会の途中で降水量1mmの雨が降りだした場合は、
続行する可能性が高いですが、短縮するなどの対応がありそうです。
雨の降り方だけではなく、
- 子供の安全や健康を考慮
- 今後の予報
- 予備日の有無
など総合的に判断されることになりそうです。
まとめ・・・
この記事では、
についてまとめました。
降水量1mmって判断が難しい微妙なラインですよね…
とはいっても、降水量1mm程度であればなんとか楽しめる場合が多いことがわかりました。
「雨降りか~」と憂鬱に感じてしまう方もいると思いますが、
雨の日ならではの楽しみ方を探してみるのも一興ではないでしょうか!
その際は、しっかり雨・防寒対策し、
雨の日便利グッズ
- 吸収性の高いハンドタオル
- 替えの靴下
- ビニール袋
を持って出かけてくださいね!